ソムタムプーパラー物語 その4|タイで蟹のサラダを食べて食中毒になった話「Ihave diarrhea. I ate somtam.」

皆さん、突然ですが旅行に行った時の食生活って大事ですよね。

タイ旅行に行くと肉ばかり食べてしまったり、麺類ばかり啜ってしまったり、油を多く使った屋台メシが多くなったりと、ついつい食生活が偏りがちになってしまいます。

普段の生活においても適度に野菜を摂取してそれなりに食生活には気を遣っている筆者ではあります。

今回は、旅先で「野菜も摂らなければ」という強い思いに駆られた筆者が、とある有名なタイ料理を口にした結果とんでもない惨事に見舞われた体験をご紹介していこうと思います。これから記す内容は筆者が2018年10月下旬に経験した出来事です。

今回はソムタムプーパラー物語 その3からの続き…

下痢との死闘

水分の摂取と放出を繰り返し過ぎ、体内のバランスが崩れたのでしょうか?急に寒気が襲ってきました。そういえば以前、飲み過ぎて吐きまくった時も急な寒気に襲われたことを思い出しました。きっと体内になければならない何かが失われかけていたのでしょう。

寒気に耐え切れなくなった筆者は、這いつくばりながら浴槽に熱めのお湯を溜め始めました。待ち切れず、まだ半分も溜まっていない浴槽に入り込みました。浴槽内に横になり、いち早く全身がお湯に浸かれる格好になりました。徐々にお湯が溜まってゆき、顔以外、首元まですっぽりと熱い湯に浸かりました。

どちらかと言うと筆者は熱い風呂は好みませんがこの日ばかりは、ここ南国タイで熱い湯船に浸からなければならない状況でした。

風呂から上がると、水を口に含み、すぐにベッドに横になりました。

夜中も何度かトイレで目が覚めました。どうやら寝ているうちに不用意にオナラをしてしまったようで履いていたパンツが一枚やられました。これ以上の犠牲者を出してはならぬという思いに駆られ、それからはパンツを履かないという作戦を取りました。

食あたりの原因に気づいた朝

夜中のトイレもあり、うまく寝付けませんでした。もうかれこれ18時間程、トイレ、水分補給、寝る、を繰り返しています。
ホテルの朝食も食べずに過ごしました。

昨日と比べて、僅かながらにトイレの間隔が空いてきたので、少しだけですがスマホを見ることが出来るようになりました。

そして改めて自分が今なぜこのような症状になっているのかを思い返してみることにしました。明らかに飲み過ぎとは違う下痢の症状。完全に食あたりの症状だ。。。パッタイ、ソムタム、スムージー、枝豆、屋台の麺。水道水なんかはもちろん飲んでないし。

どれも普段のタイで口にしているものばかりだ……ん?カニか?

そう思い、スマホで『ソムタム カニ』と調べてみるととんでもない事実を目の当たりすることになりました。

まず『ソムタム カニ』と入力しただけで予測検索で『ソムタム カニ 寄生虫』と出てきます。

更に検索を続けると、
・絶対食べてはいけない
・緊急入院
・ソムタムプーパラーで食中毒
などと出てきました。

よくよく調べてみると、自分が食べたソムタムには、そこらへんで取れた生のサワガニが入っていて、時には現地タイ人も食あたりを起こす危険な食べ物、その名もソムタムプーパラーであることに初めて気づきました。

ちょ、ちょっと待て!だが自分はカニは食べていない。吐き出して皿の隅に追いやったはずだ!なのになぜ?

ソムタムの作り方は青パパイヤ、いんげん、トマト、ナッツなどの具材と調味料をすり鉢に入れ、すり鉢内を棒で叩きながら混ぜ合わせて作ります。すり鉢内にサワガニが入れられ、棒で叩き混ぜられながら出来上がったのがソムタムプーパラーと言う訳です。

例えカニは食べなかったとは言え、サワガニのエキスはソムタム全体に染み込んでいます。

更に調べを進めてみると生のカニ自体、食べるべきではないようです。タイでは昔から受け継がれてきた食文化のようですが、本来は生のカニは絶対ダメです。

カニを食べずして筆者のこの症状です。あの時無理やりカニの足を呑み込んでいたりしたら病院送りになっていたかもしれません。考えただけで身震いします。

下痢の原因を突き止め、薬の調達

タイの食あたりに関しては自然治癒で治るようなものではありません。しかも今日は滞在最終日、明日は日本に帰らなければなりません。トイレも自由に行けないでしょう。

食あたりの薬についてもいろいろネットで調べてみると以下の情報を得る事が出来ました。
①街中の薬局で購入できる(100バーツ以下で購入可)
②ただの下痢ではなく、食あたりで下痢していることを伝える
③日本の薬より数倍の効力がある

①街中の薬局で購入できる(100バーツ以下で購入可)

健康でいたときは気にもしませんでしたが、バンコク市内には薬局が至る所にあります。店頭にPharmacyと書かれているので分かりやすいと思います。

②ただの下痢ではなく、食あたりで下痢していることを伝える

下痢は英語でdiarrheaということが分かりました。ソムタムを食べたことも伝えると良いようです。

③日本の薬より数倍の効力がある

タイと日本では薬に対する規定の違いから、日本の数倍の効力がある薬をタイでは販売できるようです。過度な服用をすると便が止まってしまうみたいです

ホテルから一番近い薬局の場所を調べてみると、徒歩5分の位置にあります。往復で10分。更に店頭での薬のやり取りを入れて計15分と見積もりました。

昨日の昼ご飯でショッピングモールから戻って以来、ホテルからは一歩も外に出ていません。いくらトイレの間隔が空いてきたといっても、15分もの長い間トイレの自由が利かない危険な環境に晒されることに一抹の不安を感じます。そうは言っても薬を飲まなければ何も解決されません。

この先15分間の分も余計にトイレで踏ん張った筆者は意を決し、薬局へと歩みを進めました。決して焦らず、走らず、呼吸を整えながら。

どうにかこうにか薬局に辿り着いた筆者は、片方の手でお腹を摩り、もう片方の手でお腹を指さして、店の人にこう伝えました。

Ihave diarrhea. I ate somtam.(下痢しているんだ。ソムタム食っちまったんだよ。)

すんなり伝わったようです。

店の人は2種類の薬を棚から取り出しました。抗生物質が1種類、急激に便を抑える薬が1種類のようです。何やら用法用量などを説明しているようですが上手く聞き取れませんでした。それでも安心です。パッケージにしっかりと英語で用法用量が記載されていました。

Thank you. 店の人にお礼を告げて薬局を後にし、ホテルに戻りました。

そして私は、効力数倍と言われる薬を服用したのでした…。

次章へ続く…。

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